ほうれんそうは、日本には、17世紀に中国から葉に切れ込みのある剣葉の東洋種が渡来しました。
西洋種の導入は明治以降です。現在は、西洋種と東洋種を交配した一代雑種が主流となっています
ほうれんそうは風媒花で、雄株と雌株があります。
市場に出回っているほうれんそうの多くは、じつは若どりされたもので、消費者の好みや出荷規格により、25㎝ほどのものが主流ですが、実際には、35㎝以上に成長したもののほうがおいしいともいわれています。
ほうれんそうには、ビタミンA、B1、B2、C、鉄分などのミネラルを豊富に含みます。
保存方法は、</FONT>濡れた新聞紙でくるんで、ポリ袋にいれて冷蔵庫に入れておれば、10日位いは保存できるそうです。
ほうれんそうの種類は、つぎのとおりです。
一代雑種
現在、市場をほぼ独占しているのが一代雑種の剣葉系と丸葉系です。剣葉は葉の基部に切れ込みがあり、葉の形は三角形です。丸葉は葉に切れ込みがなく、広だ円です。葉柄は太いです。
東洋種
葉肉が薄く、葉が細く深い切れ込みがあります。葉先はとがり、根元が紅色です。あくが少なく、歯切れよく、淡白な味で、おひたしに向きます。
西洋種
葉が丸みを帯び、葉肉に厚みがあります。土臭さがあり、あくが強いです。
サラダほうれんそう
生食用に改良した、サラダ専用種で、葉が柔らかく、色はやや薄く、切れ込みがありません。茎はほっそりしています。
サボイほうれんそう
西洋種と東洋種の雑種から育成され、ウイルスに抵抗性があります。葉がいちじるしく縮れており、アメリカなどで栽培されています。