キャベツ

 

 【アブラナ科 アブラナ属】

 

 

 キャベツは、ヨーロッパの地中海、大西洋の沿岸が原産地です。
      栽培の歴史は古く、紀元前600年ごろにケルト人がヨーロッパ各地に伝えたといわれています。
      当時のキャベツは球を作らず、現在のような形になったのは約1000年前のことだそうです。
      日本では、戦後、食生活の洋風化とともに急速に消費が伸びました。
       キャベツは、春を中心に出回る春系キャベツ、冷涼地で栽培される夏秋キャベツ、寒玉ともいわれ、球がしっかり締まっている冬キャベツなどに分けられます。
      野生種のケールがキャベツのルーツです。
      葉が発達し、結球したものが現在のキャベツで、花を食べるのがブロッコリーとカリフラワーです。
      茎を食べるのがコールラビ、わき芽を食べるのが芽キャベツと分かれてきました。
      春キャベツは緑色の濃いものがよく、冬キャベツはずっしりと重く巻きの固いものを選びましょう。
      キャベツには胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防に効果のあるビタミンUとビタミンKが含まれています。