総合検測車(ドクタ-WEST)

 

 

 時刻表には掲載されていないため、偶然見かけたら幸せになれるとも言われる黄色い新幹線があります。「ドクターイエロー」と言われています。

 その在来線版があります。在来線版のドクターイエローとも呼ぶべき、「総合検測車」、路線の安全を確認するため、最高時速100キロで走行しながら、レールのゆがみなどを1ミリ単位の精度で計測したり、床下に搭載したカメラで線路や枕木などの状態を撮影したりできるほか、複線の場合は隣接する線路にレーザーを投影して2つの線路の中心間隔を測定することも可能という。

 長さ約21・2メートル、高さ約3・6メートル、最大幅約2・9メートルの車両「キヤ141系」が2両で1編成となり、平成18年度から導入したJR西日本では2編成を所有しています。ちなみに「キ」は気動車、「ヤ」は事業用車を示す記号です。
 鉄道ファンなどからは「ドクターイエロー」にならって「ドクターWEST」と呼ばれています。

 写真の「ドクターWEST、キヤ141-1」は和歌山線の千旦駅で平成28年2月6日14時41分に見かけたものです。