和佐地域を通過する鉄道は、西日本旅客鉄道株式会社(通称「J R」)の和歌山線です。
和歌山線は、奈良県北葛城郡王寺町の王寺駅と和歌山県和歌山市の和歌山駅までを結ぶ87.9kmの鉄道路線です。
和佐地域での停車駅は、千旦駅および布施屋駅の2駅です。
和佐地域の和歌山線としては、明治31年(1898)年5月4日 紀和鉄道として、船戸仮~和歌山(現在の紀和)間が開業しました。
布施屋駅が明治32年(1899)5月3日に開業しました。
関西鉄道が明治37年(1904)年8月27日に紀和鉄道を買収しました。
関西鉄道が明治40年(1907)年10月1日に国有化されました。
線路名称が明治42年(1909)年10月12日に制定され、王寺~和歌山(現在の紀和)間を和歌山線としました。
千旦駅が昭和27年(1952)10月1日に開業しました。
五条~和歌山間が昭和59年(1984)年10月1日に電化されました。しかし、国鉄末期の逼迫した財政状況を反映してか、通常の電化方式ではなく、簡易電化方式が採られました。
国鉄分割民営化により昭和62年(1987)年4月1日に 西日本旅客鉄道株式会社に承継されました。
JR西日本は、平成22年度から順次、京阪神を除く在来線の車両のデザインを地域ごとに一色に統一することになりました。
和歌山線は、親しまれてきたクリ-ム色に朱色の帯が付いたデザインから、太平洋の鮮やかさをイメ-ジした青緑に統一されます。
このことにより、JRでは塗料代や塗装時間の圧縮が図られ、平成22年度では約2000万円が削減できるといわれました。
平成31年3月16日のダイヤ改正時に待望の新型車両227系が投入されました。
昭和59年10月の電化当時から長きにわたり運用されてきた105系は、令和元年9月29日に定期運用を終えました。
117系は、ダイヤ改正時に一足先に引退しました。
○ 平成31年3月16日導入された新型車両227系
○ 平成22年度から順次青緑色に統一されたデザイン
105系吹田総合車両所へ回送 SW010+SW012+SW006 6両編成
(令和元年11月19日 10:40 和歌山市千旦西踏切西側)
○ 電化当初のクリ-ム色に朱色の帯のデザイン
105系4両編成 先頭車クモハ105-507 2009/12/17
【 霜取り用パンタグラフを上げて走行(和歌山市和佐中) 】
105系 2両編成 2009/07/14
117系 4両編成 2009/07/10