セイタカアワダチソウ

 背高泡立草【キク科 アキノキリンソウ属】

 

 

 セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物で、多年草。

 高さ1~2.5m。茎先に長さ10~50㎝の円錐花序を出し、黄色い頭花を多数つける。

 もともとは観賞用に導入されたとの説もあるが、急速に広がったのは大二次世界大戦後である。

 蜜源植物として優秀であるので養蜂業者が積極的に種子を散布したとの話もある。和名の由来は、同じ属のアキノキリンソウの別名であるアワダチソウよりも草丈が高いことによる。

 空き地や放棄畑などに繁茂して大群落を形成することや、花粉アレルギーの元凶であるなどの濡れ衣を着せられたこともあって、嫌われる植物のひとつになってしまった。

 蜜源植物であることでもわかるように、セイタカアワダチソウは花粉をミツバチなどの昆虫によって媒介させる植物であり、花粉を風に乗せてばらまく植物(風媒花)ではありません。