コマツナ(小松菜)

 

 【アブラナ科 アブラナ属】

 

 

 小松菜は「ツケナ」の一種です。ツケナとは、アブラナ科アブラナ属に分類される結球しない葉菜類のことで、チンゲンサイやタアサイ、からし菜などもこの仲間です。

 小松菜は、ほうれん草と肩を並べるほど栄養が高く、クセのない味で食べやすいのが魅力。アクも少なく、漬け物やお浸し、炒め物、汁の具など多彩な料理に使える便利な野菜です。

 小松菜の歴史は諸説ありますが、中国から入ったかぶの一種「茎立菜(クキタチナ)」をもとに交雑・改良して江戸時代中期に誕生したと推測されています。東京都江戸川区の葛西、小松川地域で栽培されていたことから「小松菜」の名前がついたそうです。