カラスノエンドウは、別名「ヤハズエンドウ」の呼称があります。
名前は、豆果が黒く熟すのをカラスに例えたものです。
スズメノエンドウよりも花や豆が大きいことからこの名前が付いています。
野原や道端など日当たりの良いところに見られる越年草です。
花は、葉の脇に紅紫色の蝶形の花を1~3個つけます。
葉の先端は凹み、先に針状の突起部があります。
葉は互い違いにつき、小葉3~8対からなる偶数羽状複葉です。
複葉の先の巻ひげで、他の物に巻き付きます。
豆果は、斜め上向きに付き、扁平で、長さ3~5㎝で、中に5~10個の種子が入っています。
「カラスノエンドウ」と「スズメノエンドウ」の中間的なものにカスマグサがあります。