白菜は、日本には明治初年に導入されました。
日清・日露戦争に従軍した日本の農村出身の兵士が大陸で白菜を初めて食べ、その大きさや、味に感心したのが全国的に広まるきっかけでした。
冬場の野菜として重宝な白菜の使い道は、かっては家庭でつくる漬物用が大きなウエイトを占めていました。
今は、鍋物、炒め物など、さまざまに使われています。
2分の1や4分の1にカットされた白菜の芯の部分(中心付近)が高くなっているものは、鮮度が落ちています。注意を。
白菜はどのようにして結球するのでしょうか。白菜は、結球期に入ると植物ホルモンの一種オ-キシンの生成が盛んになります。このオ-キシンは、葉の表に光が当たると葉の裏側に移行し、そこの細胞を大きくするために、葉が立ち上がり、結球するというわけです。
白菜が結球するためには、80~100枚の葉が必要と言われています。